ブックタイトル再生可能エネルギー事業成果集

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概要

再生可能エネルギー事業成果集

海外連携型再生可能エネルギー関連研究開発支援事業小型バイオマス発電システムに装備するガス発電機の共同開発共栄株式会社平成29年度事業概要食物残渣小型バイオマス発電システム導入におけるイニシャルコスト(建設コスト)及びランニングコストの削減、発電効率の向上を目指し、バイオマス発電先進地ドイツのバイオガス発電機メーカー2G社と連携して、小型バイオガス発電機を活用した効率的な小型バイオマス発電システムを開発する。現状・背景小型バイオマス発電プラントのイニシャルコスト及びランニングコストの中で、発電機の占める割合は非常に大きく、事業性を検討するうえで大きな課題となっているが、国内には、小型バイオガス発電機メーカーがほとんどなく、海外の発電機を導入する必要がある。研究(実用化)開発の目標研究(実用化)開発のポイント・先進性小型バイオマス発電プラントに適した発電機の開発を行うとともに、当社のメタン発酵技術と2G社のメタンガス発電機を組み合わせて最適化させることにより、より効率の良いシステムを構築する。現在、日量3tの食品残渣を使用した小型バイオマス発電システムを開発中で、現行のFIT制度の下で収益性のあるプラントの完成を目指している。バイオガス発電機の仕様条件は以下のとおり。1.発電規模50kwh2.バイオガス濃度変動幅の拡大3.停電等非常停止後の再稼働の自動化4.メンテナンスの容易性5.イニシャルコストの低減現在開発中の小型バイオマス発電システムにおいて、日量3tの食品残渣から発生するバイオガスを燃料とするバイオガス発電機の発電規模を50kwh未満とすることを目標とし、平成30年度までの導入を目指す。県内への経済波及効果(見込み)県内の大規模・中規模スーパーマーケット及び飲食店等から排出される食品廃棄物量の効率的な活用によるコストダウン、プラント建設に係る業務の発注、及び小型バイオマス発電システム運転開始による地元雇用創出。(2020年を目標に浜通りを中心に小型バイオマス発電プラントを数基建設する予定。)開発者からのコメント共栄㈱新事業室長鈴木久伸現在廃棄処分されている食品残渣をエネルギーに変換できるバイオマス発電事業を新しい事業として実現するためには、安価で効率のよりバイオガス発電機の開発は不可欠です。ドイツ2G社と連携して目標達成できるよう最大限努力していきます。32