ブックタイトル再生可能エネルギー事業成果集

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概要

再生可能エネルギー事業成果集

産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業プラズマ気流制御電極の開発株式会社朝日ラバー平成29年度事業概要風力発電の効率向上、環境適合性向上を実現するため高耐久性電極を開発し、実用化、事業化を目指す。平成28年度の補助金活用により、工程の製品寸法安定性及び自動化に向けた機器の選定を実施。本年度は補助金を活用し、機器の導入を行い工程の検証を進めている。現状・背景風車翼に於いて、翼面における気流の剥離が頻繁に発生し、風車出力の低下・荷重や振動の増大・騒音の発生等が課題となっている。上記課題を解決するため、平成28年度は基礎的な検証を実施。本年度は補助金を活用し、信頼性の高い製品づくりを目指していく。研究(実用化)開発の目標2019年の事業化を目指し、国内ウインドファームに於いて実績をつくり、将来的には海外のウインドファームへの展開も視野に入れている。プラズマ気流制御電極が実用化された場合、風車メーカー、メンテナンスメーカーと共に「風車の高性能化事業」として、展開することが可能となる。研究(実用化)開発のポイント・先進性<研究(実用化)開発のポイント>シリコーンゴムが持つ耐電圧性、耐候性、柔軟性及びシリコーンゴムと金属との分子接着・接合技術を応用した製品となり、信頼性の高いものづくりがポイントとなる。<先進性>各国でアクティブ流体制御技術を用いたスマートロータの研究が進められているが、機械的な駆動部をもつデバイスは耐久性の観点から実用化の可能性は低いと考えられている。本課題を解決するため、プラズマ気流制御に着目し、実用的なプラズマ気流制御電極の開発を進める。県内への経済波及効果(見込み)県内に4つの工場を所有しており、事業化を達成した場合は新規雇用者の拡大が見込まれる。更に風力発電機の関連産業活性化が見込まれる。開発者からのコメント㈱朝日ラバー白河工場技術2グループ係長佐藤英昭(写真左)〃技術2グループ長根本雅司(写真右)製品の実用化、事業化を達成し、再生可能エネルギー関連産業の活性化を促進し、福島の復興に寄与したいと思います。26