ブックタイトル再生可能エネルギー事業成果集

ページ
23/42

このページは 再生可能エネルギー事業成果集 の電子ブックに掲載されている23ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

再生可能エネルギー事業成果集

産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業風力発電設備耐雷性試験へのドローン活用に関する研究開発株式会社会津ラボ平成29年度事業概要風力発電設備の耐雷性試験は、ロープ、クレーンなど高所作業を用いた方法が主流となっているが、作業車や人員に係るコストが大きく、落雷があった際に、翌日直ぐに点検を行う事も難しい。ドローンを利用して試験ができると、作業時間の短縮が図られコストが減り、高所作業等の危険作業を回避することもできる。現状・背景人手によりロープを使った方法かクレーンなど高所作業車を用いた方法が耐雷性試験の主流となっている。平成29年度より、風力発電設備に対する3年ごとの定期点検が義務化されることから、ブレード内部の受雷部(レセプター)に対する試験が必須となり、市場の大きな拡大が見込まれる。研究(実用化)開発のポイント・先進性〈実用化開発のポイント〉通電ケーブルの持ち上げ制御、ドローンの制御、点検管理システムの構築、レセプター接触用のアーム、機構開発〈技術開発の先進性〉●通電ケーブルやアームを搭載した状態での機体制御●画像マーカーを用いた風車とドローン間の相対位置把握●レセプターに対する接触機構(点検機構)研究(実用化)開発の目標通電ケーブルやアームを積載した状態での外乱制御を可能にし、従来手法に対して安全且つ簡便な点検手法を確立させ、当該点検作業の時間的、金銭的コストを大幅に低減させること。通電確認レセプターマーカー県内への経済波及効果(見込み)県内では大型風車の設置が増加しており、当該風車に対する点検機構、点検設備として販売することで、安全性の確保且つ大幅な点検コストの低減を実現する。開発者からのコメント㈱会津ラボ代表取締役久田雅之会津発の技術である、最先端の技術を活用しながら、安全且つ低コストな点検手法の確立を目指し、県内事業者の力になれるよう頑張りたいと思います。23