ブックタイトル再生可能エネルギー事業成果集

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概要

再生可能エネルギー事業成果集

再生可能エネルギー関連技術実証研究支援事業自動車用エンジンによる小型・分散型コージェ地域の資源・人材・技術・販売ネッネレーションシステムの開発(トワークを活用した新規事業の構築)福島トヨペット株式会社、株式会社ユニバーサルエネルギー研究所平成29年度~平成31年度事業概要木質バイオマス燃料によるガスエンジン発電装置を開発する。国産自動車用エンジンをベースとして希薄なガス化ガスを効率よく燃料させるための技術開発を東京都市大学との連携により実施。経済性・事業性を評価し、株式会社ユニバーサルエネルギー研究所と共に事業モデルを構築する。開発したシステムは福島トヨペット本社工場内で発電・熱供給システムとして実用化する。現状・背景県内の森林資源を有効に活用する技術的手段を提供する。森林バイオマス資源を利用する事業では、大規模な発電プラントが中心となり資源の集約・発電事業の実現に多くの課題が存在している。自動車用のエンジンをベースとした発電・熱供給事業モデルは今のところ事業化された事例はない。研究(実用化)開発の目標研究(実用化)開発のポイント・先進性●自動車用の安価で高信頼、耐久性、静粛性の高い量産型エンジンでの発電事業を実施することで、事業性を高めることができる。●冬季寒冷な地域での排熱利用を促進することで既存システムでの化石燃料の消費削減を図る事ができる。●熱と電力を利用する現場で事業化する事によりエネルギーロスを少なくする事ができる。●希薄なガス化ガスを利用可能とするためのエンジンに改造・チューニング技術を確立し、新たな地域産業として事業化を図る。●経験の豊富なエンジン・電気関連の技術者を活用した事業開発と展開を想定。●木質バイオガスの燃焼に適した自動車用エンジンの改造・チューニング技術の確立●高い発電効率・熱利用効率の実現(工場内での実証・利活用)スポットエアコン●小型の自動車用エンジンを複数台組み合わせた連携技術(複数台制御)の確立●熱と電力の出力制御技術の確立パネルヒーター国産エンジン県内への経済波及効果(見込み)・森林バイオマスの利活用は林業振興の面から大きく期待される。・冬季寒冷地である福島県の病院・レストラン・工場など熱需要を有する多くの施設への事業展開・設備導入が見込まれる。・事業の推進による雇用確保、人材教育の推進が期待される。開発者からのコメント福島トヨペット㈱代表取締役社長佐藤修朗福島県の重要な産業資源である森林。森林バイオマスである木質ペレットを活用したこの実証研究の事業化を通して、福島復興のためのビジネスをすすめ、山林の復活・再生へ貢献したいと考えております。地産地消の事業化を目指します。18