ブックタイトル再生可能エネルギー事業成果集

ページ
16/42

このページは 再生可能エネルギー事業成果集 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

再生可能エネルギー事業成果集

再生可能エネルギー関連技術実証研究支援事業ブロックチェーンを活用した再エネ普及に向けた模擬DR実証事業株式会社会津ラボ、株式会社エナリス平成29年度~平成31年度事業概要コンセント型のスマートメーターを県内世帯へ提供し、エアコンや家電製品に取り付ける。仮想電力会社から架空のデマンドレスポンス(DR)発動を行い、エアコン、家電製品を状況に応じて制御する。スマートメーターから計測される、温湿度や電力使用量はクラウドに構築されたシステムを経由して、ブロックチェーン基盤へ格納される。現状・背景現在のエネルギー供給システムは「発電ー送電系統ー配電系統ー電力小売ー消費者」という多層取引で成り立っているが、電力を消費者に直接繋げ、電力会社や取引事業社等の仲介を不要にすることで、より効率的な電力需給の仕組み作りを実現する事ができる。研究(実用化)開発の目標〈平成29年度〉●ブロックチェーンによる電力管理・模擬取引の実現●最大1000世帯での実証試験の実施研究(実用化)開発のポイント・先進性現状のシステムはデータを集約型で管理しているが、計量・計測値をブロックチェーンと呼ばれる分散台帳に記録することで、電力取引を相対で行う事ができ、中央集権的なシステムを持たないことで、取引コストの低減を図る。ブロックチェーン基盤を核にしたエアコン、家電機器の制御、各種センサ値の計量、計測を自律分散的に実現する。〈平成30年度〉●P2P電力模擬取引の管理●より広範な家庭(エアコン)への設置〈平成31年度〉●ネガワット取引等、外部システムとの自動連携●機器類の一般家庭向け量産化、事業化県内への経済波及効果(見込み)県内では再生可能エネルギーの導入が急ピッチで進められており、今後は季節・天候による供給変動を吸収する技術が必要となる。また多種多様な分散型エネルギーの推進により、中央集権的な従来技術ではなく、分散型アーキテクチャの採用が必須となり、本事業での技術、製品、サービスはより一層重要度を増す。開発者からのコメント㈱会津ラボ代表取締役久田雅之会津発のハードウェア、ソフトウェア、システムを日本全体のエネルギー需給管理に活かせるよう頑張ります。16