ブックタイトル再生可能エネルギー事業成果集

ページ
13/42

このページは 再生可能エネルギー事業成果集 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

再生可能エネルギー事業成果集

原料確保やコスト削減に課題今回の事業で想定される課題としましては、1つ目は原料の確保です。現在、食品残渣が廃棄処分されている最大の要因は、分別されていないところにあります。一般家庭の生ごみも再生可能有機物を厳密に分別できれば有効に利用できます。分別された原料をいかに確保できるかが課題です。発生元での分別、受け入れ側での分別が重要です。2つ目は建設コストの削減です。発酵槽、加水槽などの材質、構造の検討を行い、価格の削減に努めていますが、ドイツのプラントと比べ、まだまだ価格が高い。3つ目は運転コストの削減です。特に、メタンガス発電機の維持にコストがかかるため、ドイツ2G社の発電機を検討しています。県内の一人でも多くの方に興味を持ってほしい福島県が2040年に再生可能エネルギー100%を実現するためには県民一人一人の意識が重要であり、子供たちから意識を変えていく必要があると考えます。私たちが生活するうえでエネルギーは必要であり、それをどうやって作り出すかを意識して、自分自身で出来ることをおこなう。ごみの分別、有機資源の有効活用を意識するためには勉強が必要です。技術指導をいただいている、東北大学大学院農学研究科准教授多田千佳先生は全国の小学校をめぐり、「見えるバイオガス」という活動を行っています。さらに東京オリンピックの聖火の炎をバイオガスで行うための「東京オリンピックバイオメタンで聖火を燃やそう!」の実行委員長もされております。一人でも多くの方々にバイオマスガス発電に興味をもって頂くことを期待いたします。会社概要創業: 1978年4月22日従業員: 28名(2017年6月現在)概要:創業以来、総合資材販売商社として、建設資材、産業向け資材を浜通り地区のみならず、中通り、会津などに販売。理化学機器なども取り扱っている。その他近年導入の進む再生可能エネルギー発電関連設備の販売や設計、省エネ関連設備の販売等も行っている。また、売電事業として小名浜地区に最大発電量500kW/hの太陽光発電設備を稼働。住所:〒973-8411福島県いわき市小島町2丁目3 -6TEL : 0246-27-3300 FAX: 0246-27-3149 URL: http://www.kyouei-kk.com13