ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

ページ
46/56

このページは ふくしまベンチャーアワード2016 の電子ブックに掲載されている46ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

ふくしまベンチャーアワード2016

株式会社ホップジャパン代表取締役ほんままこと本間誠さん住所T E LF A XE-mailU R L創業事業内容〒960-8053福島市三河南町1-20024-525-4050024-525-4069information@hopjapan.comhttp://hopjapan.com/平成25年6月12日ホップ栽培・販売を核として、クラフトビールの醸造・サービス業を展開シアトルで出会ったクラフトビール文化を日本にも紹介したい豊かな味と香りを生み出す、ビールの魂とも言えるホップ。株式会社ホップジャパンでは、ホップの栽培や販売を行っています。代表取締役の本間さんは、高校を卒業して会社員として働き始め、広報、総務などを経験後、会社の休職制度を利用して経営学を学ぶために2年間アメリカのシアトルに留学します。シアトルのクラフトビールを飲んだ本間さんは、香りと味の豊かさに感動したと言います。「ビールはこんなに美味しいものなのか、と驚きました。しかも、アメリカには日本にたくさん温泉があるのと同じくらいに、ブリュワリー(ビールの醸造所)があちらこちらにあって、まるで日本人が温泉に行くのと同じ感覚で、楽しいイベントの後などにみんなで立ち寄り、ビールを飲んでいたんです」。本間さんは、ビール作りに関わるだけでなくそんなアメリカで体験したクラフトビール文化自体を表現する事業を展開すべく、脱サラを決意。ビール産業に深く関わる事業の構想を練っていく中で、ホップの生産から始めることで付加価値をつけるクラフトビール作りを見据え、ホップの生産や流通のビジネスを始めます。既存のホップ農園から仕入れるだけでなく、新たにホップを生産してくれる農家も開拓しました。ホップの生産だけでなく、新しいクラフトビールの楽しみ方の提供もFukushima Venture Award 2016それまでは珍しかったホップの販売業ですが、事業を始めて1年たった頃には、他の業者や、個人でホップを作っている人達から「自分たちもホップを売りたい」という声を聞くようになりました。そこで本間さんは、流通支援コミュニティーサイト「J.HO(Pジェーホップ)マーケット」を立ち上げ、ホップを売りたい人と買いたい人が出会える場所を作りました。本間さんが現在取り組んでいるのが、インフュージョンビアバーのオープン準備です。ビアインフューザという専用の装置を使って、ビールを飲む直前にホップを加えることで豊かな香りや風味を楽しむインフュージョンビアという新しいクラフトビールの楽しみ方を提供する場所を作るために、現在店舗物件を探しています。ビールの楽しみを広げていきたい本間さんですが、ホップ作りを通じて地域を盛り上げられるのではないかというビジョンも持っています。「今年はOEMでビアバー用の自社ブランドクラフトビールを製造する予定ですが、将来的には、醸造所も作って、ホップを作っている農家さんに、出来たクラフトビールを早く見せてあげたい。ビールが楽しまれている様子を見て、ホップを生産したいと手を上げる農家さんが増えて、地域がどんどん活性化することを夢見ています」と語ってくれました。44