ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

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概要

ふくしまベンチャーアワード2016

一般社団法人福島ブースター代表理事えんどうたかゆき遠藤孝行さん住所T E L・F A XE-mailU R L創業事業内容〒960-8156福島市田沢字桜台12-4024-548-6051takayuki.endo@fukushimabooster.xyzhttp://fukushimabooster.xyz/平成28年9月14日中高生向けプログラミング教育、Webサイト制作、地域おこし福島からブースターたちを輩出したい遠藤さんは福島市出身。幼い頃は他人と話すことが苦手な内気な少年でした。大学進学を機に関東へ移り住みますが、そこでもなかなか友達はできませんでした。しかし、大学時代に一念発起してカナダへ留学したことが、遠藤さんを大きく変えます。単身での留学故に、強制的に人間関係を作らなくてはならず、さらにカナダという多様性のある風土の影響で徐々に自分の弱さを克服できました。大学卒業後はIT業界に進みます。仕事を通して技術スキルを磨き、ネットワークを構築しました。一方で、人口減少が続く福島県の現状に、何かしたいという思いを強くします。「より高等な教育、より実践的な教育を通して、人材不足や新技術への適応の遅れを解消すること」が必要だと考え、ブースター(課題解決型人材)の育成を目指し、平成28年9月に「一般社団法人福島ブースター」を設立しました。子どもたちに“自信”を与える活動自信を持てないため、やりたいことへの一歩を踏み出せない子どもたちが、福島県には多いのでは、と遠藤さんは考えます。一方、平成23年の大震災という大きな困難を経験した福島の子どもたちだからこそ、社会に貢献したいという思いは誰よりも強いはず。その姿が自分と重なり、彼らの想いを叶えるために何かしてあげられないかと自然と考えるようになりました。課題解決型育成では、「リーダーシップ」、「課題発見力、課題解決力」、「ソリューションに必要な技術」の3つを重視しています。海外留学や関東での経験から、「プログラミングスキル」がこれからの社会においては重要だと考え、この新しい分野を教える先生が福島県では少ないことから、まず、中高生を対象にした「プログラミング学習」をスタートしました。プログラミング学習では、子どもたち(中学生・高校生)にWebサイトを作るうえでの知識やノウハウを教えます。しかし、変化を好み、様々なことに興味を持つ子どもたちは単調な学習にすぐ飽きてしまう。そこで、取り組めば取り組むほど、新たなことにチャレンジできるゲーム性のある仕組みで、生徒のモチベーションを維持できるようにしています。「考える力、伝える力、プログラミング、英語能力の向上を実現し、グローバルで活躍できる人材の育成をミッションとして、これからも教育機会の提供に取り組んでいきます」Fukushima Venture Award 201643