ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

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概要

ふくしまベンチャーアワード2016

株式会社アルストロメリア代表取締役たかはししょう髙橋翔さん住所T E LF A XE-mailU R L創業設立事業内容「あったらいいな」を形にするために〒963-0531郡山市日和田町高倉字梅沢道5024-954-5248024-505-4248amaryllis-show@alstromeria.co.jphttp://www.alstromeria.co.jp平成24年12月1日平成26年7月7日地方移住支援及び地方自治体PRメディア事業、広告代理業、電気設備工事業東京の工業高校の電気科を卒業後、10代から起業家を目指していた髙橋さんは、「『世の中の不便』を解消するサービスを次々に生み出す会社」の創立を見据えて、様々な中小企業で働き幅広い経験を積みました。6年間で、電気工事を行う会社や、広告代理店など6社を経験。それぞれの会社の資金繰りや、時代の流れに合わせた事業の展開の仕方、さらには経営者のプライベートでの消費行動までを観察し、目指すべき経営者像や、会社像を設定しました。平成24年に東京で個人事業を開始しましたが、東日本大震災をきっかけに、「福島のために何かしたい」と思うようになったと言います。郡山市で電気工事のインフラ事業を始め、平成26年に法人化。設立当時は自治体が行う起業塾などに通いました。インフラ事業以外には広告業を行う他、平成27年には、高齢のお客さんから、「何かあったときに近隣に頼れる人がいない」という声を聞いて、「ライフスタイルドクター事業」を開始しました。高齢者の「見守り」を目的に、保育士の女性などが月に1度自宅に訪れ、健康状態のチェックや、暮らしや住まいの不便のヒアリングを行い、解決の手助けをするという事業でした。「田舎」を若者が活躍できる場所に変えていきたいFukushima Venture Award 2016髙橋さんが現在力を入れているのが、「地方移住支援事業オンラインサービス」です。平成27年に立ち上げた移住支援ポータルサイト&アプリ「IJIIJU(イジイジュ=easy移住)」は、髙橋さん自身がデザインを担当して、株式会社アルストロメリアの役員でもあるプログラマーと共に開発しました。求人情報や住居の情報を、地方自治体が、田舎への移住を希望する首都圏の若者などに提供する場としての活用が見込まれています。髙橋さんは、利用者が実際に移住したくなるような情報提供を目指し、移住に興味がある若者たちに細やかなヒアリングを行い、データベースの構築を進めています。「移住を希望する人たちを大きく2つに分けると、『1仕事と住居の情報をセットで求めているサラリーマンタイプ』と『2創造力が掻き立てられるような環境を求めているクリエイタータイプ』になると分かりました。両方のタイプの移住希望者にマッチした情報提供をしていきたいです」この事業を通して「面白いことをしたい」と考えている若者の田舎への移住を支え、限界集落と呼ばれている場所を低コストで新しいチャレンジができる場所へと変えていきたいと語ってくれました。36