ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

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概要

ふくしまベンチャーアワード2016

特定非営利活動法人L o t u s理事長やまぐちともえ山口巴さん住所T E LF A XE-mailU R L創業事業内容〒965-0042会津若松市大町2丁目8-14-2F0242-32-22550242-32-2255tr@lotus-ttrr.comhttp://npo-lotus.main.jp/平成22年7月20日保育事業、屋内遊び場・出張木育おもちゃ広場事業、ひとり親支援、人材育成情報発信安心して子どもを産み育てられる環境を作りたい近年、晩婚晩産化、離婚増加、核家族化に伴った地域コミュニティの希薄化や、女性の社会進出に伴う待機児童問題などの社会問題が注目されています。特定非営利活動法人Lotusは、保育事業や屋内遊び場の運営事業などを展開し、子どもたちが育つ環境をよりよくするサポートや、親にとって子どもを産み育てやすい環境を整える取り組みを、会津地区を中心に展開しています。理事長の山口さんは、17年間のOL時代、退職するまでの数年間は管理職をしながら、仕事、家事、育児に奮闘した経験を持っています。山口さんを「起業」という一大決心に向かわせたのは、寂しい思いをさせてしまった長男の存在。「我が子や自分のように、寂しく、辛く、我慢をしながら子育てをしている保護者は自分だけではないはず、同じ思いはさせたくない。『無いものは作ればいいのではないか』という熱い思いに掻き立てられました」。この思いが今もなお、山口さんを突き動かしている使命感、原動力になっています。日曜祝日も開園する保育施設や、移動式遊び場の運営もFukushima Venture Award 2016保育事業として、認可小規模保育園「ロータス保育園」と認可外保育施設「ロータスキッズ」を運営。いずれも日曜祝日も開園しており、休日に働くお母さんやお父さんに重宝されているだけでなく、看護師の常勤や、ベビーサイン保育の導入などを通して、理想的な子育て支援を目指しています。屋内遊び場事業は、季節や天候に関係なく親子で遊びに行くことができるのが赤ちゃん木育広場「もくれん」です。東京おもちゃ美術館監修のもと、木を子どもの頃から使用することで豊かな心を育てる「木育子育て」に力を入れています。様々な補助金を活用して、林業の川下の活動にあたる、「もくれん出張おもちゃの広場事業」を通して、木育の推進と福島県をPRできるようなおもちゃの開発、おもちゃインストラクター育成と屋内遊び場の周知活動を行うことができました。山口さんはこの屋内遊び場を、移動式で運営する「出張木育おもちゃ広場」という事業にも発展させ、保育施設、福祉施設などにも遊び場を提供する活動も行っています。「今後は、児童養護施設で暮らしている子ども達や震災遺児や孤児、親と一緒に生活できない子どもたちにもくれんの出張おもちゃ広場を提供し、すべての子ども達に心の栄養を贈る『ロ-タスプロジェクト』や大人の心も癒していく世代間交流事業にも力を入れたいと考えています。私たちの夢は、『もくれん』や『もくれん出張おもちゃ広場』のように、保護者や子どもたちが立ち寄りやすい子育て支援の場が、会津にとどまらず、全国に広がっていくことです」と語ってくれました。28