ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

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概要

ふくしまベンチャーアワード2016

株式会社Plainnov ation代表取締役かんけもとし菅家元志さん住所T E LF A XE-mailU R L創業事業内容〒963-8041郡山市富田町下曲田25-10トワレーヌ203号室090-8257-8392024-934-2637motoshi.kanke@plainnovation.comhttp://plainnovation.com/平成25年5月20日子育て支援・教育関連ソフトウェアの企画・開発・販売ICTのチカラで子どもたちに優しい社会を株式会社Plainnovationは、「ICTのチカラで子どもたちに優しい社会を」をモットーに、幼児向けの知育教材やソフトウェアの開発などを行っています。代表取締役の菅家さんは、大学でシステム工学を学び、大学在学中にIT系のベンチャー企業等でインターンを経験しました。菅家さんが起業をするきっかけとなったのは、東日本大震災後の福島で、子どもたちの遊び相手になるボランティア活動へ参加したこと。「子どもたちをサポートする活動に取り組んでいる様々な医療従事者や教育関係者、企業などに出会ったことが刺激となり、自分の專門分野を福島の保育や教育に生かしたいと考えました」最初に取り組んだ事業は、スマートフォンやタブレットに対応した無料のお絵かきアプリ、「おえかきマジックコレクション“マジコレ”」の開発。“マジコレ”は、主に3歳~6歳くらいの子どものいる家庭で利用されている他、教育や観光、産業に関する行政のイベントや企業の展示会などでブースを出展し、多くの子どもたちを楽しませています。このアプリを開発する際には、クラウドファンディングを利用し、1ヶ月で約150万円の資金を集めました。また、県の被災地復興創業支援事業にもエントリー。アドバイザーの助言を受けて、事業の社会的意義を構築するとともに、ソフト開発費用の一部に助成金を充てることができました。行政をサポートするサービスを通じて、子どもたちが育つ環境を豊かに行政向けの商品の開発にも力を入れています。平成28年5月からは、保育従事者の事務作業をICTの力で効率化するシステム「スマホイク」の提供をスタート。保育所から自治体へ提出する資料をクラウドで管理するという日本初のシステムです。「保育士さんたちは、タブレットを使って短時間で事務作業ができる分、子どもたちと向き合う時間も増えます。さらに、郡山市の民間保育所での実証実験では、『スマホイク』導入後に、保育所や自治体担当課の運営コストを削減できたという結果も出ています。その分の経費を子どもたちの教育や保育に役立つことに使えたら、子どもたちの育っていく環境がより豊かになると思います」その他にも、平成28年からは郡山市の運営する出産や子育てに関する様々な情報を配信するメールマガジン「こおりやま子育てニコニコメール“ニコメール”」の配信事業も行っています。現在は、VR(バーチャルリアリティ)やモーションセンサーを使った知育向けアプリの開発にも取り組んでいるとのこと。今後も福島から子どもたちの育つ環境を豊かにしていく活動を発信したいと話してくれました。Fukushima Venture Award 201625