ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

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概要

ふくしまベンチャーアワード2016

株式会社コンセプト・ヴィレッジ代表取締役ばばだいち馬場大治さん住所T E LF A XE-mailU R L創業事業内容〒963-8041郡山市富田町宇下曲田25-10 #203024-953-3418024-505-4866daichi@concept-village.co.jphttp://www.concept-village.co.jp平成25年3月15日農業分野の自社企画・PR、農業団体コーディネート、ブランド設計・クリエイティブ事業「福島に“つながる”弁当」を通して福島の食を発信株式会社コンセプト・ヴィレッジでは、農業分野の自社企画・PR事業、農業団体のコーディネート事業、ブランド設計・クリエイティブ事業を行っています。これらの活動を通して“福島の食”のブランディングを目指しながら、各農家の売上拡大をサポートしています。代表取締役の馬場さんは、広告代理店に勤めていましたが、東日本大震災を機に起業を決意します。「祖父母が農業を営んでおり、幼い頃から農業に親しみがありました。その農業が風評被害により深刻な状況に陥っているのを見て、自分が動かなければいけないと感じました」と馬場さんは語ります。自社企画事業の一つとして、キリンの「絆プロジェクト」やヤフーの「復興デパートメント」と協力し「、福島に“つながる”弁当」を企画販、売しています「。一度に様々な食材をアピールできる弁当は、福島の美味しい食を広めるには最適だと思いました。包装紙に農家さんの想いを記載して、福島の食の良さを発信できるようなデザインにもこだわりました」。今までに「シェフのトマトハンバーグ弁当」などの3種類の弁当をアンテナショップや、東京駅などで販売し、1万4000食以上の販売実績を作りました。現在はその美味しさや安全性が認められ、リピーターも増えてきたと言います。消費者と生産者を繋ぐ架け橋になりたい商品の企画から販路開拓まで、一貫したコンサルティングができるのも、コンセプト・ヴィレッジの強みです。クリエイティブ事業では、6次化商品のパッケージデザインから、催事出展等で使用する販促ツールの製作、Webサイトの構築を行っています。農業団体のコーディネート事業では、3団体のコーディネートをしています。土壌ネットワーク「桃の力プロジェクト」では、福島県産の桃「あかつき」のブランド化を目指し、加工品開発を行っています。次世代の農業者創出を目的とした団体「COOL AGLI」では、農業の魅力を引き上げるためのオリジナルブランド商品を企画。「福島魁・プロジェクト」では、農作物や6次化商品を組み合わせたセットを「ふくしまファーマーズ便」として販売しています。農家のプロデュースを行っていく中で、地方の農家には、農業人口の減少、耕作放棄地の増加、PR力の弱さなど多くの問題があると馬場さんは感じました。今後展開していきたい事業は、地域に隠れた農作品の販路を新たに開拓する取り組み「地域商社事業」です。「人が集まるハブとなる飲食店に、福島の美味しい食材を納品して、福島の食の良さを伝えていきたい」と語ってくれました。Fukushima Venture Award 201617