ブックタイトルふくしまベンチャーアワード2016

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概要

ふくしまベンチャーアワード2016

自然食品ばんだい住所T E LF A XE-mailU R L創業事業内容〒966-0103喜多方市熱塩加納町大字加納字古屋敷甲2889-40241-36-26750241-28-5830bandai@bz01.plala.or.jphttp://www.n-bandai.com平成25年1月24日喜多方産こしひかり米粉を利用した食品の開発・製造・販売アで、2回に渡ってテストマーケティングも行いました。1回目は通常の入れ物で餃子を販売し、2回目はお土産用のパッケージで販売。売れ行きの変化を見たのです。「手応えを感じることができ、本格的にお土産用の『もっちり餃子』の販売を始めました」さらに、商談会で出会うバイヤーさんたちから、「もっと気軽に『もっちり餃子』を楽しめる商品はできないか」という声をもらい、考えついたのがスープ餃子。クラウドファンディングを利用して資金を集め、福島県中央会のマッチング支援事業を活用した結果、有限会社会津地鶏みしまや様と、内池醸造株式会社様との連携により商品化が実現しました。また、瓜生さんは販路の拡大にも力を入れています。スープ餃子に関しては、インターネットで全国からアイデアを募り、寄せられた61件の中から、「受験生応援餃子ねばり勝ち」という商品が誕生。合格祈願の想いの込められたパッケージに入ったスープ餃子です。進学塾との連携で販売予定です。平成28年には、オーナー制度を導入し、クラウドファンディングで4種類の「喜多方もっちり餃子」のオーナーを募集。52名の顧客を獲得することができました。「一人でも多くのお客様に『喜多方もっちり餃子』を食べてもらうことを目標に、クラウドファンディング運営会社のスタッフたちのアドバイスを受けながら、Facebookなどを利用してページを拡散する努力をしました。そのときの経験を活かし、今年はFacebook上で『クラウドファンディング実行者を応援する会』も立ち上げました」常に新たな挑戦で事業の拡大を目指す「喜多方もっちり餃子」の知名度を高めるために数々の賞にもエントリー。フード・アクション・ニッポンアワードでは、2013年度商品部門で入賞、2014年度には、販売促進・消費促進部門で入賞しました。第2回地場もん国民大賞では、審査員賞を受賞。平成27年5月には、ミラノ万博で瓜生さんの餃子に関するパネルが展示されました。今後は地元の農家や企業との連携も強化していきたいと、瓜生さんは考えています。「キャベツや玉葱、ニラ、エゴマ豚の原料の安定化のために、今後も野菜農家さんの輪を広げていきます。さらに、美味しい餃子をつくるためには技術も重要。私達だけではできない商品技術を持っている他社とも連携を取ることで、いい商品ができると考えています。効率化の面については、将来的には、野菜のカットを喜多方の企業にお願いしたり、ボイル処理や商品製造は福島の企業へお願いしたりする製造の流れを作ることも検討しています」喜多方のブランドを活用し、福島県の農産物の美味しさと、自慢のもちもちの皮、そして餡のうま味を武器にこれからも新しい商品開発に挑み続ける瓜生さん。今後開発したい商品は「お湯を注げばすぐ食べられる餃子」、「封を開ければすぐに食べられる餃子」です。5年後の完成を目指し、開発の準備を進めています。Fukushima Venture Award 201611