ブックタイトル平成28年度_ふくいろキラリ

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平成28年度_ふくいろキラリ

こだわりを。[全てに「安Good practice 2015受賞素材・塗料・加工、全」の[開商品開発技技術助助成デデザイン販合同会社楽膳〒960-1241福島県福島市松川町字東原17-3 FAX:024-534-6960 E-mail:mail@raku-zen.net安全な天然素材ナチュラルな風合を楽しめる柿渋仕上げ・いろんな表情を楽しめる漆塗り2種とも、赤ちゃんにも安心な天然素材を使用。柿渋と漆は雑菌の繁殖を防ぐ天然の抗菌塗料なのです。らく杯ユニバーサルデザインと楽膳シリーズの取組みユニバーサルデザインとは、障がいの有無に関係なく作るひと、使うひと、みんなにうれしいデザインのこと。そして、みんなが使いやすいカタチであること。「楽膳」シリーズは福島県の会津塗伝統工芸士、障がい者支援のNPO法人、デザイナーが共同で作り上げました。障がいを持つ仲間たちが、使いやすさについてのアイデア出しや表面仕上げ作業に協力。「らく皿」の柿渋仕上げ作業は、「ベーシック憩」の木工班の皆さんが手作業で丁寧に仕上げています。障がいを持つ人たちの社会参加と地場産業の活性化を願い、活動の場を広げています。らく皿援販路支自社商品からの横展開でシリーズ化。楽膳椀の持ちやすさ・美しさはそのままに、ぐい呑みが完成しました。そのかわいらしい形は、まるで持っていないかのようなフィット感。伝統工芸である会津の漆塗りがその美しさを際立たせています。この商品化は、テーブルウェアとしてセット提案の展開をもたらせてくれました。椀、皿、箸、ぐい呑み、食卓を彩る物たちとして、楽膳がトータルプロデュースいたします。A TUOB SU楽膳椀2014年度グッドデザイン賞受賞ソーシャルプロダクツ・アワード2015優秀賞ともはし福島県会津塗りの伝統工芸士とデザイナーが一緒に作る食器のシリーズ。おしりのような形のお椀。底部のカットに指を掛けて持つデザイン。誰でも簡単に、美しい仕草でお椀を持つことが出来ます。「美しさ」と「持ちやすさ」を同時に叶える、ちょっと楽で、ちょっと楽しい木のうつわです。毎日の食事、お弁当や外出時の携帯箸に。100%天然の抗菌素材「漆」を使用し、気温や湿度の高い季節も安心です。ひとつひとつが職人の手作り。しかし、これまで高級なイメージがあった漆塗り。ともはしは「ともだち」のように気軽に、かしこまらず、末永く使って頂ける漆塗り商品です。使うひと、作るひと、みんなにうれしいデザイン会津漆器の事RAKUZENのうつわは会津漆器職人の手づくりブランド名の由来:「楽」たのしい、らくちん。「膳」食器、食事。毎日の食卓を楽しく楽にーRAKUZENと名付けられました。障がいの有無に関係なくみんなが使いやすいデザイン×本物の漆器が毎日の生活に豊かな食体験をもたらします。ユニバーサルな漆器:RAKUZENが大切にしているのはユニバーサルデザインの考え方。障がい者の視点がもたらす使いやすさに漆器職人の技が融合した、機能性と美しさ。それに加えて開発や生産工程のどこかで必ず障がいを持つ仲間が関わっていること、商品の購入が施設の収入増につながること。これらを通じて障がい者の社会参加を応援する漆器です。お気に入りのモノを買うことが地域の仲間の笑顔につながる。あなたの毎日の食卓を楽しくする、それがRAKUZENです。400年以上の歴史:福島県の会津漆器は400年以上続く伝統産業です。漆器の産地としては津軽や輪島よりも古く、16世紀後半に会津領主の蒲生氏郷が産業として奨励したことが始まりです。漆の栽培から木材の加工、漆を塗った後の加飾(蒔絵など)までを一貫して手がける一大産地となった会津漆器は江戸時代中期には中国・オランダへ輸出するほど隆盛を極めました。伝統に最新技術を取り入れて:そんな会津漆器も他の産地と同様、戦後のライフスタイルの変化で需要の減少や後継者の問題に直面するようになりました。時代の流れに対応して現在では後継者育成の訓練校を設けたり、電子レンジでも使える漆器、デザイン性に富む漆器なども生産されています。古くからの伝統と最新技術を積極的に取り入れながら現在も成長を続けています。90