ブックタイトル平成28年度_ふくいろキラリ
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平成28年度_ふくいろキラリ
株式会社山川印刷所平成25年度より被災地域中小企業販路開拓等支援業務として県内ものづくり中小企業の支援をスタートし、現在に至る。さらに経済産業省・復興庁「工業品等に係るビジネスマッチング支援事業」を平成26・27年度と兼務し、展示会や販売会、人材育成セミナー等の開催を通し、県事業における販路開拓の充実を図る。平成28年度では経済産業省「福島県等復興産学官連携支援事業」を運営。これまでの販路開拓支援だけではなく、産学官連携へ興味をもつ企業の発掘等も行なっている。あっと言う間の4年間です。福島県のふくいろキラリプロジェクトでは、産学官の連携に加え、印刷会社である私たち「民」が支援側に回っています。民間企業ということで、同じ目線で支援が出来る唯一のセクションとして、課題解決に寄り添った活動を続けてきました。私たちが任されている支援、それはデザイン力と販路開拓です。自社製品を持ったものの、ものづくり企業の多くはメーカーの下請け業務がメインであり、どのように営業すれば良いか、広報ツールはどうするか、そもそも営業がいない、といったような課題が存在します。私たちは印刷会社の保有するノウハウを最大限活かし、製品のPRはもちろん、そこに施されている技術にまで落とし込んだ広報を行なっております。平成26年度からは、県事業プラス手厚い出口(販路)支援を実現するために経済産業省の地域活性化対策費補助金事業を独自に受託。人材育成・産学官連携セミナーの開催や広報ツールの作成、さらには展示会出展、販売会開催まで幅広く手掛けてまいりました。展示会や販売会では、福島県のものづくり企業力に驚かれる方も多く、製品の商談(B to C)、さらにはその技術を買っていただく(Bto B)事例が多数生まれました。しかし、裏を返せばこのような素晴らしい技術を、これまで十分に周知していなかった表れだとも言えます。私たちはプロジェクトにおいて、支援先企業のエージェンシー的役割も担っているため、これからの活動に大きな使命を感じています。ただ言われた通りの印刷物を納品するだけの時代は終わり、その印刷物を使った結果までも求められる今。モノが売れる仕組みや発信手法、流通など、情報のインプット・アウトプットがバランス良くかみ合っていないと取り残される時代。開発した商品から伝わってくる想いを、それ以上にして消費者へ伝えることが私たちの役割です。どんな小さなことでも良い。明るいニュースが、この福島県に溢れるよう、これからも活動します。少しずつ、一社ずつ、その地域が、そして福島県が、このものづくり事業で笑顔になれますように。山川印刷所は記憶に残るお手伝いをいたします。記憶に残るお手伝い株式会社山川印刷所代表取締役社長立花志明さんSTORY0970