ブックタイトル平成28年度_ふくいろキラリ

概要

平成28年度_ふくいろキラリ

中城孝司さん1958年3月生まれ。愛媛県出身。岩手大学工学部応用化学科卒業後、岐阜県の無機系化学会社に勤務。1989年に南相馬市に移り、有機系化学会社でラボから実生産まで一貫した業務を担当。震災後、2014年に㈱ゆめサポート南相馬に入社し、現在に至る。株式会社ゆめサポート南相馬テクニカルアドバイザー中城孝司さん株式会社ゆめサポート南相馬は、南相馬市産業支援センターの第３セクターとして発足した支援機関で、市内産業の活性化と雇用の創出・確保を目的として設立されました。経営全般に関する相談・指導をはじめ、販路開拓・取引斡旋の支援や各種セミナー、地域企業のニーズと研究機関のシーズのコーディネート業務、その他インキュベーションルームを完備し、起業される方のご相談やご支援等の業務など、幅広く地域企業様の支援をさせて頂いております。私がこの仕事に携わるようになって３年ほどは、企業を訪問しても、専門用語などが出ると、何のことか全く解らない状態で、途方に暮れた時がありました。以前は化学製品の製造会社に勤めており、現在関わりの深い機械・金属やエレクトロニクス、ＩＴなど、全く無縁と言っていい業界出身です。しかし現在では、いろいろな方に教えて頂きながら、そして自分でも調べるなどをして、やっと何とか企業様とお話が出来るようになってきたところです。そんな私がある時、企業様がアイデア商品を製造販売するということで支援にあたりましたが、企業様も私も一般向けに商品化をするといったこと、販売ルートに乗せるということ、について知識がなく、どうすれば良いか全く解らない中、挫折しそうになった時もありました。まずは堀切川先生の指導を受けながら、試作品が形にはなりましたが、今度は上市する前に、ネーミング、パッケージ、商標登録、意匠登録、リサイクル法やＰＬ法、ＪＡＮコードの取得など、色々な手続きが必要であることが分かり、その都度多くの方々に教えて頂きました。企業様と一つずつ課題をクリアしながら、何とか商品化から販売するまでに辿り着くことが出来たのです。現在ではその経験から、ものづくりは技術だけではなく、最後まで諦めないことや周囲とのコミュニケーションが大切で、内外を問わずそのものづくりに関わった人の数が多いほど良い物になり、人の数だけその喜びや、やり甲斐を生むものだと思っています。関わった人の数だけ、良いものが生まれるS YROT08RIRURKKKURIUKOZUZUZUONOOOONOZMOMIRKKUZUZNMOOMONOZUZUKUKUKURURI×ORORTOTOSTSTSTSTOTOTORYMONOZUKURI×STORY69