ブックタイトル平成28年度_ふくいろキラリ

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概要

平成28年度_ふくいろキラリ

中小企業新商品開発等支援事業は、東北大学大学院工学研究科の堀切川一男教授を福島県地域産業復興支援アドバイザーとしてお迎えし、本県中小企業への御用聞き訪問を通じて各企業の課題解決や新商品開発の提案を行い、本県産業の復興と活性化を図ることを目的として、平成25年度から実施してまいりました。本事業の始まりは、私が副知事時代の平成24年に堀切川教授の御講演を拝聴したことがきっかけでした。産学官連携の在り方、これからのものづくり、産業発展に何が必要なのか、堀切川教授の御講話に感銘を受けた私はすぐに東北大学へと駆けつけ、本県復興支援アドバイザーへの就任を依頼しました。教授は二つ返事で快く御快諾くださいました。アドバイザー就任後からこれまで、堀切川教授には100を超える県内企業を訪問していただき、幅広い分野において課題に対するアドバイスや新商品開発の御提案を頂きました。また、県内企業の皆様も、教授のアドバイスや提案をいかして数多くの商品開発を行い、たくさんの成果を生み出しております。さらに、開発段階から従業員自らが積極的に参画されることにより、企業全体のモチベーションが高まるといった相乗効果も現れております。震災から6年が経とうとしている中、本県の復興はいまだ途上にありますが、本報告書で御紹介している企業のように、前を向き、自らの手で創り上げていく姿勢は、本県復興の原動力になるものです。県といたしましても、メードイン福島の技術開発や製品の実用化、販路開拓など、引き続き地域経済を担う中小企業等への支援を積極的に行なってまいります。前例のない災害からの復興を成し遂げることは、世界に誇れる新しい歴史をつくることであります。今後とも一つ一つ挑戦を続け、堀切川先生のお力添えもいただきながら、企業の皆様、県民の皆様と共に自分たちの手で新しい福島を創り上げてまいりたいと考えておりますので、より一層の御協力をお願いいたします。MONOZUKURIMONOZUKURI×STORSTRTORYMONOZUKURI×STORY自分たちの手で「創」る内堀雅雄福島県知事STORY01Let’s Talk About Design and Manufacturing60