ブックタイトル平成30年度ふくいろキラリ事業成果報告集

ページ
151/204

このページは 平成30年度ふくいろキラリ事業成果報告集 の電子ブックに掲載されている151ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成30年度ふくいろキラリ事業成果報告集

販売製品は「PRODUCT」→企業情報、支援内容は「COMPANY INFORMATION」→30p22p弊社は、FA設備や精密治具、部品製作で長年培ってきた0.001mm単位の精密技術をもとに、大手企業のパートナー企業としてだけではなく、B to C製品に関わりたいとの思いから「べら丸」を商品化しました。当初、自社の技術を活かした金属での試作からスタートしました。しかしマーケティングから、素材や風合い等の改善点が多数見られ、開発は難航。試作を重ねた結果、材質は長年扱ってきた金属ではなく、樹脂を選定。安価でかかとや靴にも優しいということが分かり、硬質塩化ビニール材を使用することに決定しました。自社の技術にだけこだわっていたら世に出なかった「べら丸」は、こうしてお客様へ直接届く最終商品となりました。販売する為に必要なことは、パッケージはどんなものが良いのか、異業種の販路をどうやって開拓するのか、など今まで弊社としては扱った事の無いB to C製品の為、開発後も多くの難題がありました。しかし、それらはトライ&エラーを繰り返し、粘り強く、お客様にとって、より良い製品を生み出す「ものづくり」と同じだと今になって思います。会社方針の一つである「製品は買う立場、使用する立場になり作ります」とあるように、弊社が30年以上培ってきたものづくりがあったからこそ「べら丸」が誕生したと思います。この「べら丸」から学んだ「ものづくり」を、今後、ロボット産業や航空宇宙産業へ活かしていければと思います。トライ&エラー〝ものづくり?の道は全てにつながる「「23